図-017 BEST OF MORRIS | 第1章 William Morrisとは?その生涯と思想

手仕事の美しさを現代へ伝えたデザイナー

WilliamMorris(1834–1896)は、イギリスを代表するデザイナーであり、詩人、作家、思想家としても知られています。彼が生み出した壁紙やテキスタイルのデザインは、120年以上が経った現在も世界中で愛され続けています。「美しいものは、日々の暮らしの中にあるべき」という信念のもと、人々の生活そのものを豊かにしたいと願った人物でした。


役に立たないもの、美しいと思えないものを家に置いてはならない。

— William Morris

William Morrisは1834年、イギリス・ロンドン近郊のウォルサムストウで生まれました。

幼い頃から自然に囲まれて育ち、植物や木々、鳥たちを観察することが大好きだったといわれています。後に彼のデザインに数多く登場する植物や果実は、この幼少期の体験が大きく影響していると考えられています。

散歩をしながら植物を観察し、葉の形や枝の伸び方、鳥の姿をスケッチすることを楽しんでいたといわれています。彼にとって自然は装飾の題材ではなく、学びの対象でした。


William Morris 年表

1834 誕生
1853 オックスフォード大学入学
1861 Morris &Co.設立
1862 最初の壁紙「Trellis」発表
1880年代 代表作品を多数制作
1896 死去


1861年、William Morrisは仲間たちとともにMorris&Co.を設立しました。この工房では、壁紙・テキスタイル・ステンドグラス・家具・カーペット・タペストリー・書籍など、暮らしに関わるさまざまな作品が制作されました。

大量生産ではなく、職人の技術を生かしたものづくりを大切にしたことが特徴です。


芸術は美術館だけのものではなく、毎日の暮らしの中にあるべきだ。

— アーツ・アンド・クラフツ運動 show_divider オン divider_style simple

William Morrisの作品は現在も世界中で親しまれています。その理由は、単なる装飾ではなく、「自然を敬い、手仕事を大切にする」という普遍的な価値観が込められているからです。

彼が残した作品や考え方は、120年以上が経った今も、世界中の人々の暮らしや手仕事の中で受け継がれています。BESTOFMORRISの生地に描かれた植物や鳥たちも、その豊かな世界観を現代へ伝える大切な存在です。

モリスの物語、次の章へ

BEST OF MORRIS|第2話

第2話では、William Morrisが自然の中から見つけた美しさが、どのように壁紙やテキスタイルのデザインへと育っていったのかをたどります。

BEST OF MORRIS|ひとつの柄から

モリスの美しさを、一枚の布から

草花が重なり合う、美しいモリスの文様。
物語の中で出会ったその世界を、今度は一枚の布として、手仕事の時間に取り入れてみませんか。

広がる風景の中に、次の手仕事につながる 小さなカケラが。

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