図-025 オイルスキンとは?|Merchant & Millsの英国製コットンオイルスキンを知る

水をはじき、使うほどに表情が変わる。バッグやアウターにも使われる、オイルスキンの魅力。
オイルスキンとは?|Merchant & Millsの英国製コットンオイルスキンを知る
布を選ぶとき、手触りや色だけでなく、「使い続けた先の表情」まで想像してみる。
オイルスキンは、そんな楽しみ方ができる生地のひとつです。
Merchant & Millsのオイルスキンは、ワークウェアを思わせるしっかりとした風合いと、水をはじく機能性をあわせ持つ素材。
新品のときの均一な表情から、折り目や擦れによって少しずつ変化していく表情まで、使う人によって違う一枚に育っていきます。
バッグ、ポーチ、アウターなど、日常で使うものを仕立てる素材としても魅力的なオイルスキン。
今回は、その特徴や扱い方、そしてMerchant & Millsのオイルスキンを使ったものづくりについてご紹介します。
オイルスキンとは?
オイルスキンは、生地の表面にコーティングを施すことで、水をはじく性質を持たせた生地です。
布帛ならではのしっかりとした質感を残しながら、一般的なコットン生地とは異なる独特の表情を持っています。
Merchant & Millsでは、伝統的なオイルスキンのほか、dry oilskinなど、用途や風合いの異なる素材も展開されています。
オイルスキンならではの魅力は、単に「水をはじく生地」という機能だけではありません。
使っていくうちに折れや擦れが生まれ、少しずつ表情が変わっていくこと。
新品の状態が完成形ではなく、使う時間とともに変化していく素材なのです。
オイルスキンの魅力
水をはじく、実用的な素材
オイルスキンは水をはじく性質があるため、日常的に使うバッグやポーチなどにも向いています。
突然の雨や、ちょっとした水滴などが気になるアイテムにも取り入れやすい素材です。
ただし、防水素材ではないため、完全な防水を目的とする場合には用途に応じた素材選びが必要です。
ワークウェアのような雰囲気
Merchant & Millsのオイルスキンには、どこか英国のワークウェアを思わせる佇まいがあります。
華やかに飾るのではなく、素材そのものの質感や道具としての美しさを楽しむ。
バッグや小物に仕立てると、シンプルな形でも存在感のある仕上がりになります。
使うほどに変化する表情
オイルスキンのもうひとつの楽しみは、使い込むことで生まれる変化です。
折ったところや擦れたところに少しずつ表情が生まれ、使う人の暮らしがそのまま素材に刻まれていきます。
同じ生地からつくったバッグでも、使い方によって少しずつ違う表情になっていく。
それも、オイルスキンを選ぶ楽しみのひとつです。
オイルスキンで何をつくる?
オイルスキンは、バッグやポーチなど、日常的に使うアイテムとの相性がよい素材です。
特に、しっかりとした生地感を活かしたバッグは、オイルスキンならではの雰囲気を楽しめます。
Merchant & Millsのパターンには、オイルスキンを素材として選べるバッグパターンもあります。
THE FACTOTUMにもおすすめ

Merchant & Millsのバッグパターン「THE FACTOTUM」では、oilskin、dry oilskin、キャンバス、8~14oz程度のデニムなどが推奨されています。
FACTOTUMは、ワークウェアを思わせる実用的なデザインと、コンパクトながら日常の持ち物を収納できるサイズ感が魅力のバッグ。
オイルスキンを使うことで、パターンの持つワークウェアらしい雰囲気をより楽しむことができます。
THE FACTOTUMをつくるためのパターン・金具・生地はこちらから。
→ THE FACTOTUM|Merchant & Mills
Merchant & Mills GOLD COTTON OILSKIN

アムノス手芸では、Merchant & MillsのGOLD COTTON OILSKINを取り扱っています。
ゴールデンイエローの落ち着いた色合いと、しっかりとしたコットンオイルスキンならではの質感が特徴です。
バッグなどの作品に仕立てることで、素材そのものの存在感を楽しむことができます。
Merchant & Mills GOLD COTTON OILSKIN
150cm幅の生地を、必要な分だけカットしてお届けしています。
→ GOLD COTTON OILSKINの商品ページを見る
オイルスキンをソーイングするとき

オイルスキンは一般的なコットン生地とは少し性質が異なりますが、Merchant & Millsでは「とても安定した生地なので、初心者にも扱いやすい素材」と紹介しています。
ただし、オイルスキンの表面にはコーティングが施されているため、針の太さやアイロンの扱いには少し注意が必要です。
ミシン針は何号を使う?
Merchant & Millsの公式推奨では、通常のオイルスキンとドライオイルスキンの場合、
- 1〜2枚を縫うとき:14号(針径90)
- 複数枚を重ねて縫うとき:16号(針径100)
が目安です。
バッグのように生地を重ねて縫う箇所では、16号(100番)の針を用意しておくと安心です。
糸は、100%ポリエステルのミシン糸が推奨されています。
なお、オイルスキンは針を刺した跡が残ることがあります。縫い直す場合も針穴が残る可能性があるため、できるだけ縫い目を間違えないように、まち針は縫い代の内側に使用するなど工夫しましょう。
アイロンは使わない
オイルスキンは、通常の布のようにアイロンをかけることができません。
熱によって表面のオイルやワックスのコーティングが損なわれる可能性があるためです。
縫い代を開くときは、指で押さえたり、ハサミの背などの丸みのある部分、ポイントターンナーなどを使ってやさしく押さえます。
「アイロンを使わない」ことも、オイルスキンを扱うときの大切なポイントです。
※使用する生地やパターンによって推奨される針・糸が異なる場合があります。制作するパターンの説明書もあわせてご確認ください。
→ オイルスキン縫製のポイント・コツ動画を見る(YouTube Shorts)
素材を選ぶところから、ものづくり
同じパターンでも、選ぶ生地によって完成した作品の雰囲気は大きく変わります。
柔らかなリネンを選ぶのか。
しっかりとしたデニムを選ぶのか。
水をはじくオイルスキンを選ぶのか。
パターンを手にしたら、次は「どんな素材でつくろう?」と考えてみる。
その時間も、ソーイングの楽しみのひとつです。
アムノス手芸では、Merchant & Millsのパターンとともに、作品づくりに使いたい生地や金具、道具などをご紹介しています。
Slow Time, Slow Stitch.
素材を選ぶところから、ゆっくりと手仕事の時間をお楽しみください。